パソコン本体の構成パーツ
パーツ名 | コメント |
ケース(筐体) |
現在はすべて、ATX規格になっています。 通常はミドルタワー型を利用しますが、サブマシンとしての用途の場合少し小さめのマイクロATXと言う規格のケースを用いることがあります。 さらに小さい物として省スペース型(メーカー機と同じ大きさ)の物もあります。 また、電源容量も重要な要素となります。Videoカードも最近は大電力のものがありますし、ハードディスクや、その他のドライブなど、多くを搭載する予定があるなら、300W以上のものを選択しておいた方が良いでしょう。 |
マザーボード(M/B) |
マザーボードの種類としては、かなりの種類があります。 主に、使用するCPUによって決定されます。 ソケットの形状としてSocket370(Celeron,PentiumV)、Socket478(Pentium4)、Socket A(Athlon)などがあります。 M/Bの性能は、システム全体を制御するチップセットが鍵を握っていますので、選択の時は注意しましょう。 代表的なところでは、Intel系のチップ、VIA系のチップ、SiS系のチップなどがあります。 マザーボードを選択すると言うことは、このチップセットを選ぶと言うことになります。 チップセットにより利用できるメモリーの種類も決定します。 |
CPU |
Intel社の Celeron、PentiumV ソケット形状はSocket370 Intel社のPentium 4専用 ソケット形状はSocket478 旧Pentium 4のソケット形状はSocket423 AMD社のAthlon・Duron専用 ソケット形状はSocket A CPUを選択する場合に注意しなければならないのが、製造プロセスの変更(ステッピングの変更)コアの改良などにより動作電圧などの変更がある場合です。同一クロックで種類が違うものも存在してきます。 この場合は型番に表示があるので注意しましょう。マザーボード側の対応が出来るかどうか調べる必要性があります。場合により使えないか、BIOSの変更で対応できる場合があります。 例 Pentium4 2.0GhzとPentium4 2.0AGhz等 Pentium4 2.2GhzとPentium4 2.2AGhz等 この違いを開発コードを利用して明確にすることが多いです。 PentiumVの場合、CoppermineとTualatin Pentium4の場合、WillametteとNorthwood Athlonの場合、ThunderbirdとPalomino Doronの場合、SpitfireとMorgan等と表現している。 組み立てた後、パワーアップするときには十分注意しましょう。 |
Memory |
DIMM SDRAM 利用できるベースクロックによりPC100、PC133などの種類があります。 容量としては64MB、128MB、256MB、512MBなどがあります。 PC−133 256MB CL2 などと表示されている。 (1枚単位で追加可能) DIMM DDR SDRAM PC2100、PC2700などの種類がある PC2100 256MB CL2、 PC2700 256MB 333Mhzなどと表示されている。 容量としては128MB、256MB、512MBなどがあります。 (1枚単位で追加可能) これから主流のメモリーになる予定です。 RIMM Direct RDRAM PC700、PC800などの種類がある PC800 256MB等と表示されている。同一容量のメモリーを2枚1組で使用します。 (2枚単位で追加可能) メモリーの動作は速いのだが、値段が高いため、なかなか一般化しない。 |
Videoカード |
ディスプレーに表示させるためのボードです。マザーボードのチップセットによってはこの機能を内蔵している物もあります。バスの規格としてAGP(標準)とPCIの2種類があります。 ゲームが主であれば、3D性能の良い物を選ぶ必要性がありますが、そうでない場合(通常)、インターネット・ワープロ、住所録管理、画像処理、DVDの再生などであれば、2万〜4万などの高い物を買う必要性はありません。 高いボードを選んでも、性能の差はほとんど出てきません。Geforce2 MX200or400程度のボード(1万円以下くらい)で十分です。 安いボードでも、現在は2D、3Dともにそれなりの性能を持っていますので大抵のゲームは問題なく動きます。ビデオメモリーも32MBあれば十分です。 |
FDD |
3.5インチのフロッピーディスクを読み書きするためのドライブです。 2モード、3モードとありますが、2モードで問題ありません。 |
ハードディスク |
インターフェースの違いにより、SCSIタイプと、IDEタイプ(主流)のものがあります。 容量は、20G程度あれば十分です。大体20G〜40Gが主流です。予算と必要に応じて容量を決めてください。 ディスクの回転数7200rpm、5400rpm等がありますが、一般的には回転数の高いほうが早いです。しかし発熱量がかなり増えてきます。重要なのはディスク1枚あたりの容量1プラッター20Gなのか、1プラッター40Gなのか、1プラッター20G以下の物なのかと言うことです。 当然ながらディスク1枚あたりの容量が大きいほどデータの読み書きは早くなります。 IDEのDVD(CD)−ROMを含めて4台までが接続可能です。 また、IDEの中でも、UltraDMA66、UltraDMA100、UltraDMA133などの規格もあります。 この規格は、マザーボードのチップセットにより決まります。現在の主流はUltraDMA100です。 今後、さらに高速性を高めたSerial-ATAと言う新しい規格も出てきます。 |
CD-ROM DVD-ROM |
CD−ROMは40倍速以上が主流です。 DVD−ROMは12〜16倍速位が主流です。 CD−R/Wは12倍速〜24倍速が主流です。 また、DVD、CD−R/Wが一体になった物もありますので予算、目的に応じて選択するのも良いでしょう。 |
サウンドボード |
音を出すためのボードです。ただ音が出ればいいだけならなんでも良いです。 ソフトの中にはSound Blaster互換でないと動作しない物もありますので、できれば、Sound Blaster互換のボードにするといいでしょう。 最近のマザーボードには、大体内蔵されていますので、内蔵されてない場合は用意してください。 |
本体以外に必要なパーツ
Monitor (CRT、液晶) |
17インチの平面ディスプレーがお勧めです。液晶ディスプレイが省スペースなどの理由で注目を浴びていますが発色などはCRTの方がいいです。ただこれについては個人の好みなどもありますのでそれぞれ決めてください。 値段が安いのはやはりCRTですね。 |
キーボード |
109キー日本語キーボードが標準ですが、現在は112キーが一般的になっているようです。 PS2タイプとUSBタイプがあります。 |
マウス |
使い勝手の良いものを選びましょう。これもPS2タイプとUSBタイプがあります。コードレス、光センサーを使った物など、様々な種類があります。 |
スピーカー |
外付けタイプと本体の5インチベイに内蔵させるタイプとがあります。内蔵させると配線が無くなり非常にすっきりしますが、外付けスピーカーほどのいい音は出ません。とりあえず音が出ればいいのであれば内蔵型がお勧め?? |
その他必要なパーツ
Modem |
ADSL、CATV、ISDN等で直接インターネットに繋げる環境がある方は必要ないですが、アナログ電話でダイヤルアップの必要がある方は56K(V90)モデムが必要となります。 |
LANボード |
パソコンを接続するためのボードです。ノートパソコンや、他にパソコンをお持ちの方はLAN環境を整備しておくとデータのやりとりなどで非常に便利です。パソコンが2台以上あるのならLAN接続できるようにしておくと、データの共有、バックアップなどに役立ちます。家庭内LAN(ネットワーク)にしてみませんか。 規格は10M、100M、1000Mとありますが100Mのボードが一般的です。 このLANボードもマザーボードに内蔵されている物もあります。 |