キーボード操作テクニック

何故、キーボード操作なのか?


Windowsは基本的にあらゆる操作をキーボードで行えるようになっていますが、キーボードでの操作はあまり知られていません。例えばコントロールパネルを開く操作を例にとると、一般的な操作は、以下のようになります。


1.スタートボタンをクリックする。
2.設定(S)にマウスを移動する。
3.コントロールパネル(C)をクリックする。

または
1.マイコンピュータをダブルクリック
2.コントロールパネルをダブルクリック

キーボードだけで操作するなら、以下のように

1.Windowsキーを押す(Windowsキーがない場合はCTRL+ESCで代用)。
2.Sキーを押す。
3.ENTERキーを押す。

という操作で行えます。


スタートボタンをクリックすることはWindowsキーを押すのと同じ事です。
設定(S)の括弧内のSの文字をキーボードで入力する事と、そこにマウスを移動する事も同じ動作となります。
その後マウスでクリックする事も、キーボードでENTERを押すのも同じ結果になります。
これらの操作を覚えることによって、Windowsの操作は非常に快適になります。


知られていない・あまり使われていないキー操作


(1)括弧の中の文字を利用する。

ファイル(F)とか、編集(E)とか、ヘルプ(H)のように、アルファベットが付いている場合、ALTキーの組み合わせで、そのメニューをクリックしたのと同じ動作となります。


(2)移動テクニック1(TABと矢印の徹底活用)

アプリケーション上のボタンやテキストボックスなどはほとんど、TAB、SHIFT+TAB、←、→や↑、↓のいずれかで移動ができるようになっています。


(3)移動テクニック2(HOME、END、PgUp、PgDnの活用)

HOME、ENDで行頭・行末、または、先頭・最後へ移動。PgUp、PgDnは1画面移動するのでホイール機能の代わりになります、漢字変換の候補リストのスクロールでも有効です。


(4)選択・実行テクニック

ボタンにフォーカスが当たった状態やメニューが選択された状態では、スペースやENTERが選択や実行の動作となり、ESCでキャンセルとなる。チェックボックスもスペースで選択・解除が可能となっています。


キーボード操作
Windows98、NT、2000で、ほとんど通用する代表的なキーボード操作を紹介します。

2つ以上のキーを同時に押す場合は「+」、連続して押す場合は「,」で表記してあります。

WindowsはWindowsの旗マークのキーです。
内容 キー操作
備考
 
パソコンがフリーズ
(止まってしまった)
時の対応方法
CTRL+ALT+DEL 3つのキーを同時に押します。
日本語入力の
切り替え
半角/全角 ツールバーをクリックしてメニューで選ばなくても良い
コピー CTRL+C
左手でこの操作をすると効率的
 
貼り付け CTRL+V
左手でこの操作をすると効率的
 
切り取り CTRL+X
 
元に戻す CTRL+Z
 
選択(範囲指定) SHIFT+方向キー
 
全て選択 CTRL+A
 
取り消し・キャンセル ESC
 
エクスプローラを起動する Windows+E
 
エクスプローラで
ファイルやフォルダを一つ選択
SPACE
CTRL+SPACE
選択解除はCTRL+SPACEのみ
エクスプローラで
フォルダを展開
→(左側)
ENTER(右側)
*(テンキーのみ)
*だと最下層まで展開し、テンキーの−で元に戻せる。
エクスプローラで
親フォルダに移動
BackSpace  
ヘルプの表示 F1
 
ファイル名などの
変更
F2
 
表示を更新する F5
プロパティの表示 ALT+ENTER
 
アプリケーションの
切り替え
ALT+TAB 切り替えたいアプリケーションに合うまでTABを繰り返し押してALTを離す。SHIFTの併用で逆順切り替え
ウィンドウを閉じる ALT+F4
ALT+F,X
 
コントロールパネルを開く Windows,S,ENTER
 
システムのプロパティーを開く Windows+BREAK  
ファイル名を指定して実行 Windows+R
Windows,R
 
Windowsの再起動 Windows,U,R,ENTER 最後のENTERをSHIFT+ENTERにすると、BIOSのチェックがスキップされるので再起動時間が短くなる。
Windowsの終了 Windows,U,S,ENTER
Sは省略できる場合があります。
 
 

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